『四日市NPOまちづくりプレゼン大会』が開催されました!

あっという間に2月になりましたね!

 

1月13日(月)に、『四日市NPOまちづくりプレゼン大会』というイベントが商工会議所で行われました。

 

月曜日という変則的なスケジュールでしたが、ユニバの利用者の方やスタッフの方も含め、皆でプレゼン大会を聞きに行きました。

今回はその様子をお届けします!

『四日市NPOまちづくりプレゼン大会』は、四日市市内の、様々な分野で活動されているNPO団体がプレゼン発表をする場になっています。

 

 

NPO団体の活動は、普段あまり広く知られる機会がありません。

 

そのため、今回のプレゼン大会で、社会には今どんな課題があり、その課題に対してそれぞれのNPO団体がどのような活動をしているか、またその実情について知ってもらう機会になっています。

また、大会では、行政や議員の方も審査員として参加されていて、その方たちにも要望を伝え、協力を呼びかける形での発表でもあります。

 

市民の方と、共感し合い、つながるきっかけにしたいという思いも込められています!

当日、会場に着くと、CTYさんのカメラが何台も並んでいて、かなり緊張感のある場所だと感じました!

今回は5つのNPO団体がスピーチに参加されていました!

 

中には、ユニバの姉妹組織である「市民社会研究所」松井先生が参加されている団体もありました!

 

順番にご紹介します!

①ライブラリーフレンズさんによる「市民協働でつくる新図書館」

四日市の駅前に作る新図書館についてのお話がありました。

 

私はこれまでに、何となく「駅前に新しく図書館ができる」というお話は聞いたことがありましたが、なかなか実際に建設が進んでいないイメージがありました。

 

2人の方が対話する形式でプレゼンが進んでいきました。

図書館を建設する上で、市民の方の声を聞くことがとても大切だというお話がありました。

これまでにも、様々な意見やアイデアを市民の方に聞かれたそうです。

 

 

「車イスが通れる通路が欲しい」「広い駐車場が欲しい」といった意見から、「サウナ付き図書館」「カフェが欲しい」など面白そうな意見もありますね!

 

図書館の建設は、今は市民の方の意見をじっくりと聞き、方向性を決めている段階だったんですね! 

 

 

実際に市民の声を聞きながら作られた国内の図書館についてもお話がありました。

代表の日下さん(女性の発表者の方)は、子供の頃から図書館を利用するのが好きだったそうです。

 

その中で、

「昔から、公共施設は、ある日突然出来上がっているという印象がありました。

 

施設は市民の税金で建てられるのに、市民に「どんな施設が良いか」という意見が尋ねられる機会が全く無いことに疑問を持っていました。

 

後から「こうしてほしかった」と言ってもどうにもできない現状がありました」

と以前から感じられていたそうです。

 

 

そのため、今回の図書館の建設においても、市民の方が主体的に意見を伝えることが大事だとお話されていました。

公共施設の建設には、市民はあまり関われないことが普通だと思っていましたが、このような団体があることを知って、素敵な活動をされているなと感じました。

 

ライブラリーフレンズさんは「あったらいいな こんな図書館」というスローガンを掲げられています。

皆さんはどんな図書館ができると良いなと思いますか?

 

皆が思わず足を運びたくなるような、魅力が詰まった図書館ができると良いですね!

②一般社団法人 食の輪よっかいち さんによる「事業者と消費者をつなぐ食の拠点」

ユニバとも関わりの深い松井先生も参加されている団体です!

 

「食の事業者」「消費者」とをつなぐ拠点を作ろう!というプレゼン発表をされました。

 

以前の講演であった食品ロスの問題についてや、食材の価格高騰の問題についてなどのお話もありました。

 

芸人のオレンジ田中さんが司会進行役、

松井先生が「消費者」役、

食の輪よっかいち理事の石黒さんが「事業者」役 をそれぞれ務め、漫才のような形式で楽しくプレゼンが進んでいきました。

あるスーパーの事業者と、買い物に来た消費者。

 

消費者(松井先生)「最近、キャベツもお米も高いなあ。生活が苦しいな。」

 

事業者(石黒さん)「半額シールを貼ると、お客さんがどんどん買ってくれるけど…。事業者も苦しいんだよ~。」

 

お客さんが商品を奥の方から取ろうとします。

 

事業者(石黒さん)「ああ~お客さん!後ろから取らないでくださいよ!『てまえどり』が書いてあるでしょう?」

消費者は「え~。そんな鳥、見たことない!」と言って、変わらず奥から取ろうとします。

その様子を見て、会場からは笑いが!

 

オレンジ田中さんの明るい司会進行もあり、会場は楽しい雰囲気に包まれていました!

「これまで、とにかく安く、少しでも新しいもの(賞味期限が長いもの)を!と思って買っていました。

 

しかし一方で、その食品がどこから来ているのか、品質はどうなのか、実は何も見ていないのに気づいたんです。」

 

消費者(松井先生)

特に地元である四日市の農作物についてや、食品市場の現状を何も知らないのはまずい、ということを考えたそうです。

この課題を解決するため、

①食育の推進

②四日市独自の新食品開発

③四日市のレストランを作る

④野菜のあるフードバンク  といった4つの提案がありました。

 

その中でも、食品加工などで、障害のある方が働ける場も作りたいというお話もありましたね!

このような拠点を作ることで、消費者と事業者が手を取り合い、四日市の発展にもつなげていきたい!というプレゼンでした。

私は「四日市の食材を食べられるレストラン」が特に面白そうだと感じました。

このようなレストランができれば、市外の方にも四日市の魅力を更にアピールできそうですね!

③三重県多胎育児サークルふたば さんによる「多胎児育児を支援する4つの提案」

はじめに1/100という数字が大きく画面に出てきました。

これは、双子や三つ子といった「多胎児」が生まれてくる確率だそうです。

 

一見とても少ないように思いますね。

しかし、近年の日本では晩婚化や不妊治療が進んでいて、それにより多胎児が生まれる確率が右肩上がりで増え続けているそうです。

育児中の休みが1日に6時間しかなく、それも数分程度のわずかな休憩時間をかき集めたもので、まとめて6時間とれるわけではないというお話や、

三つ子の育児で追い詰められ、子どもを殺してしまった事件についてのお話もありました。

 

プレゼンを発表されている、サークル代表の古川さんも、ご自身が双子を出産され、とても苦労されたそうです。

 

多胎児の育児は私たちが想像できないほどの苦労があるのだと感じました。

多胎児の育児を支援するために、

 

①妊娠中からの両親教室の開催

②多胎児の育児経験者による訪問相談支援

③多胎児の家族の外出支援、ツール試乗会

④多胎フォーラムの開催 の4つの提案がありました。

 

 

現在の日本の制度は、単胎児であることが前提となっていて、多胎児が生まれるととても子育てがしづらい環境になっているそうです。

 

 

私たちが多胎児のご家族の方と直接関わりを持つ機会は少ないかもしれません。

ですが、地域で多胎児のご家族を見かけたときは、どうか温かく見守ってほしい、とお願いがありました。

「マイノリティに優しいまちは みんなにも優しいまち」

多胎児についてのお話でしたが、これは障害のある方についても当てはまることだなと感じました。

 

四日市だけでなく、全国でこのような温かい地域づくりが広がっていくと良いですね!

④NPO法人四日市男女共同参画研究所 さんによる「暮らしのなんでもワンストップ相談『保健室』を作りたい」

NPO法人四日市男女共同参画研究所さんは、主に女性・高齢者の声を聞いている団体です。

(男性や若者の声も受け付けています!)

 

本町プラザの3階で、「はもりあ四日市」という愛称で施設を運営されています。

 

 

DV被害を受けている女性や、シングルマザーの方への金銭的支援(貸付バンク)などを行っています。

男性の方でも、仕事や家庭の悩みを電話相談できる場があります。

これまでの活動を通して、「もっと気軽に相談できる場を作りたい!」と考えたそうです。

 

「はもりあ四日市」では予約制の相談がほとんどですが、暮らしの何でも相談「保健室」では、予約なしで相談可能だそうです!

小さな悩みや相談であっても、気軽にプロの方にお話を聞いていただけるというのが魅力ですね!

 

場所についても、イオンやアピタといった、一般の方がアクセスしやすいところを目標にされています。

「市役所や専門の施設には何となく行きづらい…」

「そもそも、どこに相談に行ったらいいのか分からない…」

という方でも、気楽に相談できる場が作られることで、今よりもっと多くの方が生きやすい社会になりそうですね。

 

これまで相談できずに抱え込んでいた方にも支援の輪が広げられる素敵な取り組みだと感じました!

⑤防災一座さんによる「国際標準の人道的な被災者支援体制づくり」

はじめに、阪神淡路大震災の動画が流れました。

 

コンビニのお客さんとレジの人が大きな地震の被害に遭う、防犯カメラの映像です。

火災で街が燃えている様子も映されています。

 

防災一座さんは、この阪神淡路大震災をきっかけに、活動を始められたそうです。

避難生活といえば、このように体育館にぎゅうぎゅう詰めの光景が浮かびますよね。

食べ物や物資も不足して困るイメージが強いです。

東日本大震災では、防災一座の方も現地で支援活動を行ったそうです。

そこで撮られた写真の紹介もありました。

意外なことに、笑顔の写真が多いです!

 

防災一座さんは、現地で温かいご飯や、美味しいかき氷などを提供されたそうです。

 

現地の方々は「生きてたんだ!」「今、どこの避難所で生活してるの?」といった会話を笑顔で交わされていて、思わずシャッターを切ったそうです。

 

被災地で「非常食」ではなく「いつもの食事」を提供することで、笑顔が広がったのがとてもよく伝わってきました。

 

日本のような避難所生活は、実は海外から見るとかなり遅れているところが多いそうです!

 

イタリアでは、家族ごとにテントが建設されたり、

トイレ・キッチン・ベッドも72時間以内に設置できる仕組みができています。

 

去年の4月ごろにあった台湾での大きな地震でも、わずか2~3時間で避難所が設営されたことで話題になりましたね!

 

「イタリアや台湾といった他の国でもできるのだから、日本にもできる!」と代表の松野さん。

被災した人々が、いつもの温かいごはんを食べたり、避難所で快適に過ごせる環境を求めることは、ワガママではなく当たり前の権利なんだ、ということを強く訴えられていました。

 

 

日本はまだまだ避難所に頼り切ることは難しく、自分で備えておくしかない、という考えが強いように思います。

 

今回、このような考え方があることを初めて知って、衝撃を受けました!

 

しかし、国がこういった対策を進めてくれない可能性もあります。

 

その対策として、普段から四日市が他の地域を積極的に助けることで、もしもの時に助けてもらう「お互いさま」の関係づくりをすることなどを提案されていました。

 

 

普段から自分で備えつつ、周囲と助け合う関係作りを進めたり、避難所の質ももっと上がっていくといいなと思いますね!

今回のプレゼン大会はいかがでしたか?

皆さんそれぞれに心に響くものがあったのではないでしょうか。

 

ユニバもNPO団体の1つですが、市内には他にも様々なNPO団体があることを知る良い機会になりました。

 

皆さんが「人を助けたい!」「もっと社会を良くしたい!」という考えのもと、それぞれの形で事業をされていることが素敵だなと感じました。

ユニバの皆さんも、積極的に発表者の方に質問されたり、意見を伝えたりされていましたね!

 

緊張する場だったと思いますが、勇気を出して手を挙げてお話されていましたね。

プレゼンのお話を更に深掘りした質問もあり、私も聞いていて面白かったです。

 

変則的なスケジュールでしたが、お疲れ様でした!


★CTYさんの動画はこちらから視聴できます!

 

今回のプレゼン大会の様子が特集されています!

ぜひご覧ください。