少しずつ木の葉が赤く色づいてきましたね!
虹のふもとでは、11月5日(火)に、芸術祭に向けての創作を行いました!
今回はその様子をお届けします!
芸術文化祭は、11月22日(金)~24日(日)に、津市白山総合文化センターで行われるイベントです!
障害のある方を対象とした芸術祭で、絵や写真だけでなく、書道や歌、ダンスなどもあるそうです!
作品の制作はこの日が初めてではなく、アイデア出しや、材料の準備は何度かされていたそうです!
はじめに、皆で材料の準備をしていきます!
紫色の大きな台紙が出てきました!秋らしい色の葉っぱもたくさん出てきましたね!
秋の風景を作るのかな?と思っていたところ、オバケやカボチャも出てきました!いろいろな表情があってかわいいですね!
なんと、今回はハロウィンの風景を作られるそうです!
芸術祭は11月ですが、遅めのハロウィンで応募しよう!と決められたそうです!
台紙が紫色なのが、雰囲気が出ていて良いですね!
皆で、どんな手順で作っていくかを話し合い、はじめに木の部分を作っていくことになりました。
※次からの写真は、この向きで作っています!奥が地面です!
木として使う茶色い紙は、前もって作ってありました!
新聞紙が茶色く塗られています!
一部の利用者の方は色塗りに参加されていたそうですが、とても苦労して塗られたそうです!
「木のリアルな感じを出すには、どうしたらいいかな?」と話し合う利用者の皆さん。
まず、のりでくっつけるための部分を折っておいて、その後、紙をくしゃくしゃにすることで木の感じを出して、貼っていったらどうかな?と話し合って進めていきました。
本番の茶色い紙でやる前に、別の白い紙を使って、完成のイメージを作ってみます。
紙をくしゃくしゃにして広げると、良い感じに木のでこぼこ感が出ていますね!
この感じで、茶色い紙で実際にやっていきます!
のりしろ部分を折っているところです!
のりしろ部分ができました!
紙をくしゃくしゃにしていきます!
茶色い紙は3枚あるので、3本とも同じように作っていきます!
リアルな木が3本できましたね!!
ですが、このまま貼り付けても、木がペチャンコになってしまいます…。
そこで、「紙を中に詰めて、立体感を出そう!」というアイデアが出て、実際にやってみることに!
中に入れる紙を、ひねってどんどん作っていく利用者のBさん。
何枚か重ねてあるので、分厚くてとても丈夫です!
これを中に入れてみると、良い感じに立体感が出ました!
木ののり付けをしていきますが、「のりだけだとちょっと不安かも…」という皆さん。
地面の部分を、ホッチキスを使ってしっかり止めることにしました!
その後、のりしろ部分をのりで貼っていきます!
はじめは、まっすぐ木を作っていくつもりでしたが、利用者の方が機転を利かせて、木の途中でカーブを作りました!
よりリアルな感じになりましたね!!
一本目の木が完成しました!
地面の部分をホッチキスでしっかりとめたことで、地面から生えている形がきれいにできていて、利用者の方も喜んでいました!
次に、他の2本の木も、同じように貼っていきます!
枝分かれの部分を作っていきます!
木の茶色い紙を思い切りくしゃくしゃにしていくBさん!
意外としわが付きにくい紙になっているので、このくらい思い切りやると、ちょうど良い感じのしわになります!
しわをつけたら、中に紙を詰めて、のりで貼ります!
てきぱきと、のりをつける場所の指示を出すAさん。Cさんと協力して塗っていきます!
枝分かれ部分が完成です!
同じように、3本目も作ります!
中に白い紙を詰めていき、一本の筒にします!
先ほどと同じように、AさんとCさんの連携技で貼り付けていきます!
ホッチキスも使って、しっかりとくっつけていきます!
全ての木を作り終えました!
葉っぱも仮置きしてみましたが、とても紅葉の色合いが綺麗ですね!
次に、紅葉や、地面のキノコなどをどう配置するか?を考えました。
まずは、木の継ぎ目が目立ってしまっているので、葉っぱを上から置いて目立たなくしよう!という作戦を進めました!
継ぎ目のところに大きな葉っぱを貼っていきます!
綺麗に貼れました!!
木のてっぺんのところも、木が途中までになっていて目立つので、葉っぱで隠していくことにしました。
葉っぱを貼る向きに、とても悩まれているスタッフの伊藤さん!
利用者のBさんは、「あまり固めてしまうと、きっちりしすぎというか、変な感じがするかな。向きもバラバラのほうが自然に見えると思う。」とアドバイスされていました!
こんな感じの配置になりました。
どう置いていくか、本当に迷いますね!
「作ってある葉っぱを全部置いたら、台紙からあふれてしまうしなあ…」
「地面もしっかり見えるようにしたほうが良いよね」と皆さんで悩まれていました!
葉っぱには、つまようじ付きのものもありました!
木に刺してくっつけることで、立体感を出せるというアイデアです!
自然に木に馴染むように、利用者の方がペンで茶色く塗っていました。
このあたりで時間が来てしまい、今回はここまでになりました!
作品を作ったのはいいものの、置き場所は作っていなかったため、困ってしまった皆さん。
利用者の皆さんで話し合い、余っている机を組み立てて置き場所にしよう!と決めました。
置き場所ができました!
このように置いて保管しました。
広いので、葉っぱが入ったかごも置けて、良い感じになりましたね!
その後、いつもの掃除の時間になったため、皆さんで掃除機とクイックルワイパーを分担して掃除しました!
皆さん、最後まで本当にお疲れ様でした!
利用者の方の振り返りでは、
「今回初めて創作に参加できて、ここまで形にできて良かったです。」
「こんな風に何かを作るのは、小学校の図工以来でした。皆でやると、完成も楽しみです!」
という声がありました!
「この作品で優勝を目指したいですね~。」と意気込む利用者の方もみえましたが、スタッフの伊藤さんによると、実はグループでの作品は、コンペの対象にならないそうです…!
少し残念ですが、そのぶん気楽に作っていきましょう…!
虹のふもとでは、11月16日(土)までに作品を完成させて提出されるそうです。
「間に合うか不安ですが、皆さんを信じます!」と利用者の方。
期限が短くて大変ですが、完成が楽しみですね!
取材に協力いただいた虹のふもとの皆さん、ありがとうございました!
完成に向けて、頑張ってくださいね!