本日、スプラウトカフェにて、NPO法人はぐくみサポート代表の山田代表様、福本副代表様による講演「子ども食堂の実践の現場から」が開かれました。はぐぐみサポートはイオンモール四日市北店にある55カフェで、月一回、ひとり親家庭の方を対象に「子ども食堂55」を開催されています。
子どもの孤食(一人で食事をとること)を減らしたいとの思いから2016年からはじめられ、お弁当の提供をされるなどの活動を続けておられます。日用品や学生服など、ひとり親家庭の子どもたちに暮らしに必要な物を提供する「はぐくみエイド」も始められています。
子ども食堂は貧困支援のみを目的としているのではなく、食堂に訪れた親子との繋がりを大切にしているとのこと。食堂で相談されるお母さんの中には、周りの人にお金に困っていることを相談できないし、行政の窓口に行っても寄り添ってもらえていないと感じ、相談する場所がないと感じている方も少なくなく、民間でゆるやかに寄り添っていただける仕組みが必要だと感じているそうです。
メンバー様はボランティアで活動されており、限られた人員と時間、スペースでの活動なので、農家や企業様から食料などの提供のお声を頂いても、全ての受け入れが難しいという課題も。
質問コーナーでは、講演参加者から、自分たちも協力できないかとの声も挙がりました。
現在、四日市では子ども食堂が少ないのではないかとの思いから、四日市の子ども食堂のネットワーク作りにご尽力されています。山田さんたちの活動を通して地域で支援や協力の輪が広がりつつあり、私たちにも何かできることはないかと考えるきっかけとなり、有意義な講演となりました。