就労支援フォーラムNIPPON「ひるむな、私たち。」3日目、「変えてはいけないもの、変わっていくべきもの」というお題で最終日のまとめが行われました。
話題の一つに、法定雇用率を買う、障がい者雇用代行サービスが賑わいを見せていることへの問題提起がなされましたが、マニアックすぎるので割愛します。
新しい気付きとして、障がい者だけでなく、全ての人を大切にするホワイト企業が社会を変えていくこと。健康な経営は企業の業績も上げていくことを企業に周知し、企業を変えていくことへのチャレンジ。それが、障がい者、支援者、企業、全員の勝利となると思いました。
また、障がい者雇用は「働き方改革」の推進剤であるとまとめられました。
そして、本日も支援者のあるべき姿について語られました。
企業に利用者を送り出してハイ、おしまいではない。企業の人を変えようとしていくうちに自分も勉強になり、自分も変っていけること。本筋の業務に関わっていけるような企業の戦力となる人を送り出せる支援者になるべきであること。
当事者の力、企業の力、地域の力、支援者の力が障がい者就労には必要だが、一番重要なのは支援者の力であり、当事者、企業、地域それぞれ全てに対して働きかけが出来るのは支援者であること。
ナチュラルサポートの形成と維持が一番重要で、「目は放さないが、手は放す」といった、外側からの支援を心がけること。
非常に有意義な3日間となりましたが、一番心に残ったのは「人が変わって行く瞬間に立ち会えるのは、最も幸せなこと。」という言葉。自分は学童保育からユニバーサル就労センターに来たわけですが、この言葉は全く同感で、学童でもユニバでもこの気持ちは全く変わりません。自分の働きかけ、周りとのチームプレイで、本人をエンパワーメントしたり、叱咤激励することが実ったなと実感する瞬間は何事にも代えられるものではありません。
この天職を与えて下さった、ユニバーサル就労センター及び金さんには感謝してもしきれないぐらいです。このご恩に応えられるよう、日々頑張って行きたいと改めて決意をしました。また素晴らしいフォーラムを開いていただいた日本財団様にも感謝です。