秋晴れが気持ちいい季節になってきましたね!
今回は、新しい職員の方へインタビューをさせていただきました!
ユニバーサル就労センターでは、9月から新しい職員の方が加わりました!
中山 祐志(なかやま ゆうし)さん という男性の職員さんです!
写真からも伝わると思いますが、とても落ち着いた雰囲気のある方です!
はじめはとても緊張されていたように感じましたが、1カ月ほど経った今は訓練生の方とも積極的にお話しされ、ひとりの職員の方として活躍されています。
まず、簡単な内容からインタビューさせていただきました!
うーん………
ランニングですかね。公園や近所を走っています。
かなり悩んで出していただきました!
健康的で素敵ですね。私は運動しないと…と思いながら何もできていないので、見習いたいです。
また、ユニバでの自己紹介では、「牛乳が嫌い」とお話しされていました。「牛乳が嫌いなのに、どうしてそんなに身長が高いの?」とよく聞かれるそうです!
さて、ここから少し踏み込んだ質問もしていきます!
精神の障害がある方たちの、就労支援の仕事に興味があって選びました。
もともと、精神保健福祉士の資格を持っていたことも理由の一つです。
もともとは、福祉とは全く違う勉強・お仕事をされていたという中山さん。
家族の介護で、福祉関係の方に助けられたことをきっかけに、福祉の道に進むことを決意されたそうです。
福祉は人が相手の仕事で、人との距離が近いので、関わるほどその人のことがよく分かることと、その人から学べる事が多いことです。
利用者の方と関わってみて、親切にしてもらえたことや、いろいろなことを学ばせてもらえたことです。人同士の関わりの中での、人からの優しさが沁みました。
支援員として、将来的に利用者の方を就職につなげていかないといけない立場なので、皆さんの普段の様子をよく見ないといけない仕事で、そこが大変ですね。
利用者の方ひとりひとりに向き合い、お互いに理解し、分かりあえる人になっていきたいです。
コミュニケーションが苦手なところもありますが、だからこそ自分はあえてチャレンジしてみて、苦手を克服したいと考えています。
自分も、訓練生の皆さんと同じ悩み・経験を持っています。
その経験があることで、皆さんの気持ちも理解できると思いますし、就労のお手伝いにも活かせると思っています。
支援者だから訓練生より立場が上、ということではなく、対等な関係で向き合い、分かりあいたいと思っています。
人と関わることは、意見が違うと衝突・対立もあるし、正直面倒くさいと思うこともあります。
ですが、「人の間」と書いて「人間」。
自分もそうですが、人間一人ができることはとてもちっぽけなもので、だからこそ人は支えあって生きていくものだと思っています。
私自身もコミュニケーションが苦手ですが、人を避けたりしてしまう事のほうが多いです。
人と向き合い、支援員として活躍されている中山さんが輝いて見えました!
似た悩みを抱えている他の訓練生の方も多いと思います。
中山さんの活躍する姿は、訓練生の方にとっても背中を押してくれるものではないでしょうか。
まだまだ支援者として未熟な部分が多いですが、少しずつ皆さんと一緒に学びながらお手伝いができるように、日々精進していきます!
実は中山さんとはあまりお話したことが無く、緊張していましたが、とても優しく話しやすい方だと感じました!
インタビュー中も、緊張する私に「ゆっくり進めていこう」と優しく対応してくださいました!
また、普段から困っている訓練生の方がいれば、すぐに駆け付け、助けて下さり、とても心の温かい方だと感じます。
突然のインタビューでしたが、快く引き受けて下さりありがとうございました!
皆さんもたくさんお話してみてくださいね😊
続けて、ユニバーサル就労センター施設長の松井さんにも少しお話をうかがいました!
これまでは職員の数が少なく、利用者の方の理解度に合わせた対応が難しいことがありました。
中山さんが加わったことによって、利用者の方へのきめ細かな対応ができるようになりました。
今後さらに、療育手帳を持つ方への特別プログラムなど、少ないスタッフで手が回らなかったことに関わってもらう予定です。
中山さんは柔らかい雰囲気があると感じていて、利用者の方にとって話しかけやすく、相談しやすい立場になっていると感じます。
あまりそういった方の採用を強く意識していた訳ではないですが、ミッションとして、色んな人が働ける職場を目指しているというところはあります。
また、ユニバは前身となる「市民社会研究所」の延長として生まれた組織ですが、「市民社会研究所」の基本的な考えとして「人権・多様性の尊重」があります。
その考えに共感した人が自然と集まっているという部分もあると思います。
社会での精神障害者の方のイメージは、メディアでの報道のされ方も影響していると思いますが、あまりにも悪すぎるところがあると感じています。
よく考えるのは、視力がとても悪い人がいても、メガネをかければ問題ないですし、その人は「障害者」とは呼ばれず、悪いイメージも無いですよね。
こんな風に、精神障害者への悪いイメージがなくなり、世の中がもっと変わっていってほしいと思っています。
利用者の方には、よく「社会は厳しい」ということを伝え、送り出しています。
ですが、利用者の方が社会で働く姿を見て、世の中の精神障害に対するイメージが少しずつ変わり、受容されていくきっかけになると思っています。
利用者の皆さんには、社会でいきいきと働いてほしいと思っています。
ユニバでは、実際に当事者の方が職員として多数活躍されています。
私も、職員の方がいきいきと働く姿に、「病気があっても、こんな風に働けるんだ!」と勇気をもらっていました。
また、利用者の方への思いも知る事ができました。
今健康な方でも、生きているうちに心の病になる可能性はあります。
偏見・差別があることで、周りに相談しづらくなったり、社会へ復帰することも難しくなると思います。
社会で、障害のある方の受け入れが進み、差別や偏見が無くなれば、障害のない方にとっても生きやすい社会になるのではないでしょうか。
訓練生の方の就職・活躍をきっかけに、少しでもその輪が社会で広がっていくと良いですね。
中山さん、松井さん、貴重なお話をありがとうございました!
ユニバーサル就労センターは、見学・体験を受け付けています!
一緒に就職を目指して訓練してみませんか?
お電話はこちらまで➡☎059-315-4544